トライアスロン大会が当日どのような流れで進められていくのか?
これからトライアスロンをはじめようと考えている初心者の人には、
イメージしづらいかもしれません。
マラソンに比べると、トライアスロンは競技が始まるまでの準備が少し大変です。
トライアスロン始めるための一歩が踏み出しやすいように
大会当日の、準備からスタートしゴールまでの流れを簡単に説明していきます。
競技前の準備は時間に余裕をもって動こう
スタートするまでにやらなければならない事は簡単に説明すると3つあります。
①受付
②トランジションエリアの準備
③試泳
トライアスロン大会会場に着いたら受付
大会1週間ぐらい前にレースナンバーが書かれた封筒が自宅に届きますのでそれを持って受付に行きます。
名前とレースナンバーを伝えると受付ができ、レースに必要なものを受け取ることができます。
ここでスイムキャップやIDチップが入ったバンドなど受け取ったり
この後すぐに、腕にマジックでレースナンバーを書いたりする場合もあり、
大会によって少し違いがあります。
腕に大きく書かれたレースナンバーを見ると、これからトライアスロンをやるんだ
という気持ちが高まってきます。
次にトランジションエリアの準備
始めて大会に出場する初心者の人は少し戸惑うかもしれません。
トランジションエリアって何?って思った人もいますよね?
トランジションエリアには自転車やヘルメット、ランニングシューズなどを
置いておく場所で、次の種目に移る時にそこで靴を履いたりウェアを着替えたり自転車を置いたりします。
ここにバイクとラン競技で使うものを置いておけば、
とりあえずは、トランジションエリアの準備は完了です。
スイム競技で使うウェットスーツやゴーグル、スイムキャップは置いていかないようにします。
そして、最後に試泳
だいたいの大会でスターと前の何時から何時何分までの間が試泳の時間、と決まっています。
試泳とは普段泳ぐことのない海を少しの時間泳ぐことができます。
そして、プールではなかなか着て泳ぐことができないウェットスーツに
慣れることができるという重要な時間です。
必ず泳がなければいけないの?疲れたくないんだけど、
と思う人もいるかもしれませんが、泳がなくても大丈夫です。
ただ、必ず試泳の時間にはスタート地点に行く必要があります。
大会の係りの人や審判員が選手がちゃんとスタート地点に来ているか、
何人いるのか、などを確認しています。
この試泳の時間に合わせて、当日レースの準備を進めていきます。
ここまでがスタート前の準備の流れになります。
簡単に説明しようと思いましたが、初心者によりわかりやすく
イメージしてもらおうと思ったら長くなってしまいました。
スタートしてからゴールするまでの流れ
まずはスイムスタートです。
スイムは陸からスタートし海に飛び込んでいく大会が多いです。
海上に大きなブイが並べられているのでそれを目指してスイムコースを泳ぎます。
基本的には泳ぎ方はクロールですね。
スタート時などは人が密集しているため平泳ぎは難しいです。
スイムコースは1周で終わる大会もあれば、1度陸に上がって2周泳ぐコースもあります。
泳ぎ終わったら今度は、走って(歩いても大丈夫)トランジションエリアへ向かいます。
トランジションエリアではウェットスーツを脱ぎ、
バイク用ウェアに着替えます(着替え用のテントがあります)。
ウェットスーツの下にトライアスロン専用のウェアであるトライスーツを着ていれば
ウェットスーツを脱ぐだけでバイク、ラン競技に移れます。
ほとんどの人がトライアスロンウェアを着て競技をしていますね。
あとはヘルメットをかぶって、レースナンバーをつけたベルトを身に着け、
自転車シューズを履き、自転車を手で押してバイクコースへ向かいます。
バイク競技についてですが、自転車で走る際、前の自転車のすぐ後ろを走ってはいけません。
前の自転車のすぐ後ろにくっついて走ることをドラフティングと言いますが、
一般の大会ではこれが禁止されています。
前を走っている自転車との間隔をあけて、追い抜く時は一気に追い抜かなければなりません。
バイク競技はほとんどの大会が周回コースですので、4周とか6周とかコースを
周ってトランジションエリアに戻ってきます。
最後にラン競技です。
トランジションエリアで自転車やヘルメットを置いて、ランニングシューズを履いてスタートします。
ランも周回コースの大会が多く2周とか4周とか走って、そして、ゴールとなります。
ゴール後は結果発表や表彰式、大会によってはパーティーなどもあります。
以上が、トライアスロン大会当日の準備や競技の流れになります。
なんとなくでも、自分がレースに出場するイメージができていただけると幸いです。