ランニング

ランニングのキレイになる効果とは?|女子におすすめする7つの理由

ダイエットのために運動を始めようと思ったら、まず最初に思い浮かべるのはランニング、という人もと多いのではないでしょうか?

走ることで体に良いことはいっぱいあります。

これまで、鍼灸師、整体師として多くの人の身体の不調を診て、悩みを聞いてきました。

「走る習慣ができれば、もっと健康にキレイになるのになぁ」と思うことがよくありました。

そこで多くの悩みを抱える女性に、ランニングがおすすめな理由を解説していきます。

ランニングによっておこる身体の作用とは?

まず、ランニングをすることで体の中でどのような変化が起こるのか?

以下、3つが体に起こる良い作用です。

血流が良くなり体温が上がる
筋肉が増える
脂肪が減っていく

女性の場合、いろいろな体の不調を抱えていますよね。

肩こりや腰痛、頭痛、イライラ、手足のしびれ、むくみ、疲労感、だるさ、婦人科系疾患、リウマチなどの自己免疫疾患など。

これらのまったく違う症状の中で共通していることがあります。

それは「冷え」と「筋力低下」です。

「冷え」と「筋力低下」が根本的な原因の1つ

すべての体の不調の原因は「冷え」と「筋力低下」と思ってもらって良いでしょう。

だからどんな症状も根本的に解決するためには、「体温を上げる」ことと「筋肉をつける」ことから始めなければなりません。

体温が1℃上がれば代謝は約12%上がります。

代謝が上がれば痩せやすく太りにくくなるだけでなく、免疫力も約5〜6倍上がると言われています。

ランニングでは「体温を上げ」「筋肉をつける」ことに効果的で、上記のような症状を改善し脂肪を減らしていくことができます。

走ることでキレイになる理由

では、ランニングによる「血流を良くし体温を上げる」「筋肉が増える」「脂肪が減っていく」といった作用で、どのように健康的でキレイになれるのか、具体的に解説していきます。

体全体を引き締められる

ランニングをすることで体温が上がり、下半身の筋肉がつくことで、代謝が上がり脂肪が減りやすくなります。

走ったからといって、脚だけ脂肪が減っていくのではなく、体全体の脂肪が減っていきます。

脂肪が多ければ多いところほど脂肪がエネルギーとして使われていきますので、自分の気にしている体の部分から変化が見られる場合もあります。

ただ知っておいてほしいことは、必ずしも体重の「数値」は減らない、ということです。

脂肪量がそこまで多くない人の場合、ランニングで体重は増える場合があることも知っておいてください。

それは筋肉量が増えるからです。

筋肉は脂肪より重いので、大きな筋肉がある脚の筋肉が発達すれば、体重の「数値」は増えます。

ですので、この「体重の増減」だけで一喜一憂しないようにしましよう。

体重を目安にしたランニングダイエットではキレイにはなれません。

それよりも「体のライン」や「体脂肪率」を意識してください。

体重ばかり気にして、無理な食事制限などやってしまうと、筋肉が減って太りやすくなるだけでなく、「血流が悪くなり体温が下がる」ことで肌がボロボロになってしまう場合もあり、美容にもよくありません。

ランニングを継続しているのに体重が減らない、と思ったら、1度鏡の前で全身を眺めてみてください。

お尻が上にあがってきてませんか?脚が全体的に引き締まってきていませんか?ウエストとお尻の曲線がキレイになっていませんか?

体重が変わらない、増えた場合でもこのように筋肉がついて、引き締まったメリハリあるキレイな体に変化してきているかもしれません。

太りにくくなる

先ほど言いましたが、ランニングをすることで、脚の筋肉がついてきます。

筋肉は1kgで1日あたり30Kcalを消費してくれます。

脂肪が減って、筋肉が増えれば、体重は変わらない場合もあるかもしれませんが、筋肉が多くのカロリーを消費してくれるようになり、脂肪が減りやすく、つきにくい体になり、太りにくくなります。

また、走る時は腹筋や肩甲骨まわりの筋肉も使うため、普段使っていないこれらの筋肉が活性化することで、代謝が上がり太りにくくなることも考えられます。

お尻の筋肉と腹筋が活性化して体のラインがキレイになる

正しい走り方でランニングをすれば、お尻の筋肉が活性化され、筋肉がついてくることで、お尻全体が上にあがってきます。

また丹田(おへその下おたり)を意識して、少し凹ませるように腹圧を高めて走ることができれば、腹筋の奥の方(腹横筋)が活性化し、お腹周りがくびれてきます。

お尻の筋肉がつき、腹筋が活性化してくれば、骨盤は前傾し、お腹周りが引き締まって、ウエストからお尻かけてのラインがキレイな曲線になってきます。

婦人科系の不調を改善

最初にすべての体の不調は「冷え」と「筋力低下」ということを説明しました。

ランニングで脚の筋肉つき、腹筋も活性化すれば、骨盤内の血流が良くなります。

そうすると体温も上がり婦人科系の症状も緩和、改善する場合もあります。

もちろん、症状が重い場合はお医者さんへの相談が必要です。

肌がキレイになる

走ることで血流が良くなり、末端まで血が行き届くようになり肌のツヤが良くなります。

「冷え」などで血流が悪いと、肌に血液や栄養素がしっかり届かず、皮膚がちゃんと再生することができなくなってしまいます。

そうなると、老廃物が回収されず、古い皮膚が残ったままになり、シミやくすみ、シワの原因となってしまいます。

走ると血流が良くなり、頬もうっすら血色のいいピンク色になるので、大事な人に会う前に軽くランニングをしておくのも良いかもしれませんね。

幸せホルモンが出やすくなる

ランニングやウォーキングによって神経伝達物質であるセロトニンが分泌されやすい体になると考えられています。

セロトニンは別名「リラックスホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれています。

イライラする、集中できない、やる気がでない、といった人はウォーキングから始め、ゆっくり走ってみると気持ちが落ち着いてスッキリしてくるでしょう。

野生感、動物感を取り戻せる

感覚的な話になってしまいますが、走ることで人間という動物の野生感を取り戻せると思っています。

うまく理論的に科学的に説明することはできませんが、健康的な人、キレイな人というのは、野性味のある人のように感じています。

「自然の中を歩いている」「始めてハーフマラソンを走った」「○○まで走って行って来た」そんな話を聞くと、健康的で生き生きとして見えませんか?

まとめ

「体温を上げる」
「筋肉をつける」

といった効果がランニングにはあり、特に女子にランニングがおすすめな理由は

①体全体を引き締められる
②太りにくくなる
③ラインがキレイになる
④婦人科系の不調を改善
⑤肌がキレイになる
⑥幸せホルモンが出やすくなる
⑦野生感、動物観を取り戻せる

といった7つの理由があります。

まずは少しずつでもいいので、走ることを習慣にしてみてはいかがでしょうか。

キレイになるためにランニングを始めたい、という人にこの記事が役立てば幸いです。