ロードバイクで走っている時、ペダルを回す回転数について意識していますか?
おそらく何年もロードバイクに乗っているようなサイクリストであれば、ケイデンス(1分間の回転数)を意識していると思います。
で、よく経験者やロードバイクのトレーニング本などで言われることが、「90回転を維持する」ということ。
そこで、この90回転が本当に効率的で正しいのか疑問に思いました。
ある本にこのケイデンスについて書かれていたので紹介します。
標準的なケイデンスにこだわる必要はない
ロードバイクの作法
著:竹谷賢二
この本には次のように書かれています。
引用
フィジカルもスキルもプロ選手に遠く及ばない一般のサイクリストが、単独走行で平地巡行するとき、ケイデンス90回転が効率的とは限りません。
僕の場合はまだまだペダリング技術が未熟なため90回転以上を維持しようとすると、心拍数も上がるし、疲れてくると腸腰筋がうまく働かなくなり、下死点まで踏みすぎてしまいます。
少し回転数を落とせば、上死点から3時ぐらいまで力を入れ、チェーンを引く感覚を意識し続けることができます。
実際にケイデンスを意識せずにロングライドを行なった場合、平均80〜83回転ぐらいになります。
著者:竹谷賢二の場合は?
「100kmなどの長距離になると80回転前後になる」と言っています。
たまにはサイクルコンピュータから目を離して、自分の感覚へ意識を向けて、自分に合った回転数を見つけていくのも面白いかもしれません。
ぜひ、ロングライド後、何回転になるか試してみて下さい。