今日は面白い記事を見つけたので、紹介します。
それは、「マッスルメモリー」いわゆる「運動の記憶」というものが、遺伝子レベルで実在することがわかった、ということです。
運動の記憶がDNAに刻まれる
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適度な負荷の筋力トレーニングのあとに時間をおくことで、筋力がさらに効果的に増強される──。その鍵となる「マッスルメモリー」と呼ばれるメカニズムが、実際に遺伝子レヴェルで存在することが研究によって明らかになった。
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引用:https://wired.jp/2018/03/11/muscle-memory/
この記事の実験内容は、7週間筋トレして7週間休んでまた7週間筋トレしたらどうやるか?という事が書かれています。
7週間筋トレすると筋力がアップします。
そして7週間筋トレを休むと筋トレする前の状態に戻ってしまいました。
ここまでは予想通りですね。
で、また7週間筋トレをすると、最初に筋トレした7週間の時よりも筋力がアップしたという結果になったそうです。
遺伝子のスイッチがオンになった!
最初の7週間の筋トレで筋力発達に関する遺伝子のスイッチがオンになります。
そして、重要な事は、7週間休んでいる間、筋力が落ちても、遺伝子のスイッチがオンになったままだったということ。
だから、最初の7週間よりも休養後の7週間の方が筋力がアップしやすかったということです。
*筋肉の遺伝子については「メチル化」という言葉で説明されています。
遺伝子レベルで「マッスルメモリー」が存在することがわかった
この実験記事の中では筋力に関する遺伝子の記憶だけでしたが、動作についても、同じような事が起こるのではないかな、と思っています。
例えば、水泳で身につけた体の動かし方や、水を捉える感覚も筋肉が記憶しているとか。
この記事を見て思った事
この記事をじっくり読んで、思った事は、
「練習は集中してやらないと大変な事になる。スキルやドリル練習はかなり重要だ!」
ってことです。
だって、筋肉が記憶しちゃいますもんね。
間違った中途半端な技術のまま練習してたら、それを筋肉がずっと覚えてしまって、上達が遅くなるってことがあり得ると思います。
以前紹介した「成功する練習の法則」にも次のようにあります。
引用:
練習で完璧になるというより、練習で永遠になる、のほうが正確だ。〜略〜習得したスキルが正しい場合も、まちがっている場合もあるが、よかれあしかれ筋肉の記憶か思考回路に刷りこまれて、習慣となる。
この本について詳しくはこちら
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遺伝子レベルで「運動の記憶」があることがわかって、ますます、技術やスキルを身につける練習の重要性を感じてきました。