ジムにプールがあるので泳いでみたけど、息継ぎが苦しくて50mも泳げなかった…。
確かにクロールの難しいですよね。
もっと楽に泳げるようになりたい!そんな人へ、クロールの息継ぎのやり方やこつを紹介していきます。
僕自身もクロールで50m泳ぐのがギリギリでしたが、ドリル練習で息継ぎのコツを掴み、3000m46分で泳げるようになりました。
クロールの息継ぎのコツ①~息を止める
息継ぎが上手くできないのは、体が沈むからです。
沈まないようにするにはどうすればいいか。
一つの方法は「息を止める」ことです。
普通水泳の呼吸方法でよく言われることは、「吸たったらしっかり吐く」ということです。
これを「吸って→止めて→吐く」にします。
まず息を吸って、水中に顔を戻したら呼吸を止めます。
そして次の息継ぎで顔を水面に出す直前に、息を半分ぐらい吐きましょう。
H3息継ぎで息を止める理由
水泳で体が浮く理由は、肺が浮袋になっているからです。
水中で息を吐き続けてしまうと、肺の空気が少なくなってしまいます。
そうすると体が沈みやすくなるのです。
一般的には、次の呼吸まで少しずつ息を吐くように、と言われるかもしれません。
しかし中央大学水泳部、高橋雄介監督は次のように言っています。
「息を止めることで肺に空気が溜まるので、肺が浮き袋の役割を果たして簡単に浮くことができるようになるのです」
こちらの動画でも、息を止める重要性をわかりやすく解説してくれています↓
疲れてくると息継ぎが上手くできない、という人は、酸素の消費量が多くなり、肺に空気が足りなくなっているのかもしれません。
クロールの息継ぎのコツ②~手は前に伸ばしたまま
息継ぎで顔を水面に出すとき、手は前に伸ばしたままにします。
そうすると姿勢が崩れにくくなるため、息継ぎ動作も楽になります。
この泳ぎ方を「キャッチアップ」と言い、スイマーが必ず取り入れるドリル練習です。
手を前に伸ばしたままにする際のコツは、斜め下に手を伸ばすこと。
これは「TIスイム」で推奨されている方法で、下半身が沈みづらくなります。
クロールの息継ぎのコツ③~コースロープを見る
息継ぎで顔を上げる際、コースロープを見るように顔を上げ呼吸します。
それは上や前を向くような息継ぎは、下半身が下がってしまい、息継ぎ動作が楽に出来ないからです。
体のローリングに合わせて、片方の目が水面に出る程度に、顔を横に向けるのが理想です。
クロールの息継ぎのコツ④~道具を駆使する
上記の息継ぎのコツをいくら実践しても上手くできない、という人はスイム道具を駆使しましょう。
僕自身もクロールの呼吸が苦手だったので、もっと早くいろんな道具を利用すればよかったと思っています。
そんな僕がおすすめしたい道具は「プルブイ」と「シュノーケル」です。
息継ぎが苦しい原因は、体が沈むからです。
そして一番沈む場所は下半身です。
この「プルブイ」を使う事で、下半身が沈みづらくなります。
そうすると「手の動き」と「息継ぎ動作」のみ集中できるので、息継ぎの上達が速くなります。
それでも息継ぎが上手くいかない人は「シュノーケル」が一番おすすめです!
シュノーケル使ったら息継ぎの練習にならないじゃないか、と思いますよね。
息継ぎ動作の習得は最後で大丈夫です。
なぜなら「正しい姿勢」「正しい腕の動き」が出来るようになれば、息継ぎは自然と出来るようになります。
まずは「真っ直ぐな姿勢」、次に「腕の動かし方」、そしてプルブイを外し「手とキックのタイミング」を合わせていきます。
そこまで出来るようになったら、シュノーケルを外して息継ぎの練習をしてみましょう。