マラソンで4時間を切る。
ランナーであれば、1つの目標ではないでしょうか。
マラソンを始めたばかりの人や、なかなかサブ4を達成できない人のために、
トレーニング方法やレースでの走り方を説明していきます。
そして最後におすすめのマラソン大会も紹介します。
サブ4とは?
サブ4とはフルマラソン42.195kmを3時間59分59秒以内で走り切る事。
この記録を達成できるのはマラソン完走者の上位25%ぐらい。
サブ4のペース
サブ4を達成するための1㎞あたりのペースは5分40秒。
5:40/㎞のペースで走り切ると、フィニッシュタイムは3時間59分07秒。
サブ4が達成できる目安
サブ4を達成できるマラソンでのペースは1㎞5分40秒ですが、スタート直後の混雑や給水時のペースダウンなどを考えると1㎞5分30秒ぐらいのペースで楽に走れるように練習しておく必要があります。
マラソン以外での距離のベストタイムは
・5km 25分12秒
・10km 52分17秒
・ハーフマラソン 1時間55分55秒
これぐらいがサブ4を達成できる体力の目安となります。
サブ4のペースで走った場合の途中タイム
1km5分40秒のペースで走った場合
5㎞地点:28分20秒
10㎞地点:56分40秒
15㎞地点:1時間25分00秒
ハーフ地点:1時間59分34秒
25㎞地点:2時間21分40秒
30㎞地点:2時間50分00秒
35㎞地点:3時間18分20秒
42.195:3時間59分07秒
1km5分30秒のペースで走った場合
5㎞地点:27分30秒
10㎞地点:55分00秒
15㎞地点:1時間22分30秒
ハーフ地点:1時間56分03秒
25㎞地点:2時間17分30秒
30㎞地点:2時間45分00秒
35㎞地点:3時間12分30秒
42.195:3時間52分05秒
サブ3.5、サブ3を目指す場合のペース
サブ3.5:1km4分58秒のペース
サブ3:1km4分15秒のペース
全体的なトレーニングの流れ
週のトレーニング頻度の例
週5日のトレーニング
月曜日:休養
火曜日:つなぎ練習
水曜日:ポイント練習
木曜日:つなぎ練習
金曜日:休養
土曜日:つなぎ練習
日曜日:ポイント練習
ポイント練習とは走力を上げるための「頑張る練習」
つなぎ練習とは走力を落とさないための「頑張らなくてもよい練習」
6か月の流れ
1ヶ月目 有酸素トレーニング
2ヶ月目 有酸素トレーニング
3ヶ月目 有酸素トレーニング
4ヶ月目 ヒルトレーニング
5ヶ月目 スピードトレーニング
6ヶ月目 スピードトレーニング+調整
具体的なトレーニング方法
つなぎ練習はゆっくりジョギング。30分~45分。
各月のポイント練習の例を説明します。
1ヶ月目
・水曜日:1時間30分走 (1㎞6分~7分ぐらいのペース)
・日曜日:2時間走 (タイムはあまり気にせず)
2ヶ月目
・水曜日:1時間30分走 (1㎞6分のペースで走れるようになる)(10㎞を60分で走れる走力)
・日曜日:2時間走 (タイムはあまり気にせず)
3ヶ月目
・水曜日:15㎞ビルドアップ走 (5㎞毎にペースを上げていく)目標は最初の5㎞は28分で走り、27分、26分とタイムを縮めていく。最初は30分、29分、28分ぐらいに設定して。
・日曜日:2時間走 (タイムはあまり気にせず)
4ヶ月目
・水曜日:15㎞ビルドアップ走
・日曜日:坂道が多いコースを2時間走(タイムはあまり気にせず)
5か月目
・水曜日:15㎞ビルドアップ走もしくは10㎞タイムトライアル(全力の90%ぐらい)
・日曜日:2時間走 (タイムはあまり気にせず)
6ヶ月目
・水曜日:15㎞ビルドアップ走もしくは10㎞タイムトライアル(全力の90%ぐらい)。ビルドアップ走は最初の5㎞は28分で走り、27分、26分とタイムを縮めていく。
・日曜日:2時間走(つなぎ練習と同じぐらいゆっくりと)
レースがある週はつなぎ練習(30分~45分)が中心。
ランニングでケガしない、速くなるフォームへ。腸腰筋と腹横筋を意識しよう
レース直前24時間
・できればスタート会場近くに宿泊。できるだけ当日は足を使わない。
・スタート時刻の4時間前に起きる。
・朝食を3時間前に食べる
・少し熱めのシャワーを浴びる
レースでの走り方
前半は頑張らない。基準のペースより10秒遅く走る。
30km地点から35kmまでの間が一番速くなるように意識する。
スタート (1㎞5分50秒ペース)
5㎞地点:29分10秒(まだ5分50秒ペース)
10㎞地点:58分20秒(まだ5分50秒ペース)
15㎞地点:1時間27分:(ここまで5分50秒ペース)
ここから5分40秒ペース
20㎞地点:1時間55分(5分40秒ペース)
35㎞地点:3時間20分(ここまで5分40秒ペース)
ここから1㎞5分30秒ペース
ゴール 3時間59分
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まとめ
以上が、マラソンでサブ4を達成するためのトレーニングとレースでの流れになります。
ただこれは1つ例になります。
このとおりに練習すれば、うまくいくかもしれませんし、うまくいかない場合もあるかもしれません。
大事なことは自分に合ったトレーニング方法を見つける事で、トップランナーであっても何年もかかる場合があります。
常に考え、修正、改善していく必要があります。
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