最新の泳ぎ方「フラットスイム」ってなんだろう

競泳の技術は日々進化しています。
その中で、中央大学水泳部監督の高橋雄介監督は「フラットスイム」を推奨しています。
高橋雄介監督は自由形のトップ選手やオリンピックメダリストを生み出している方です。

その「フラットスイム」ではどのようなことが重要だと言っているのか
そしてどのように泳げば速く泳げるのかを、クロールが苦手な方にもわかりやすいように説明していきます。

フラットスイムとは

フラットとは、水面に対して体が水平である事意味します。
この姿勢を維持する事で、効率の良い泳ぎができます。

どのようにフラットにするか?

まず浮心と重心を理解します。
重心はおへその下あたりにあります。
浮心は胸骨あたり(肺)にあります。

フラットな姿勢にするためには、この浮心に体重を乗せる必要があります。

つまり、肺に空気を溜め、やや前のめりになる事で、フラットな姿勢になりやすいです。

ただ、この肺に体重を乗せる、という感覚は、水泳初心者にとってはかなり難しく、わかりづらいです。

僕も今だにこの感覚は難しいと感じます。
けのびで浮こうと思って、肺に体重を乗せようとすると、腕や肩に力が入ってしまって、逆に体が沈んでいきます。

ですので、僕の場合は頭を軽く沈めるぐらいのイメージでフラットな蹴伸びになるように意識しています。

フラットな姿勢で効率の良い泳ぎ方は?

真下を向く

泳いでいるときの頭の向きは真下です。
眉間をプールの床に向けて泳ぎます。
そうする事によって、足が下がらずにフラットな姿勢を維持しやすいとの事。

これまで、いろいろな水泳選手の動画を参考にしてきましたが、真下を向いている人は少ないように見えました。
真下よりもやや前方を見ている選手が多いです。
おすすめのクロールの動画はこちらです。
3人のトップ選手クロールの泳ぎ方を参考にしよう

それに、普段の練習で、プールの環境上、真下を向き続けて泳ぐ事は難しいてますよね。
前方の人を確認する必要がありますから。

僕の場合、水泳は海で練習するので、完全に真下を向いて泳ぐなんて、恐ろしくてできないです。
少しでもベッドアップしやすいように、目線は真下ではなく、やや前方になります。

トップトライアスリートのレースでのクロール水中映像が見つからないので、どのような頭の位置の
泳ぎ方をしているのかわかりませんが、真下を向いている事はないでしょう。

プール以外で泳ぐのであれば、それに合わせた泳ぎ方を意識して泳ぐほうが、僕は良いと考えています。
海で速く泳ぐコツはこちらをご覧下さい
海で速く泳ぎたいならピッチを上げる

腹圧を入れる

フラットスイムでは、腹圧を入れることは欠かせない、とあります。

この腹圧を入れることをできていないと、背中が反った姿勢になり、綺麗なフラットな姿勢になりません。
腹圧の入れ方は、おへその下あたりを指で押し、それを腹筋で押し返すようなイメージとの事。

これも、自分の腹圧に対するイメージの仕方と違います。
押さえた指を押し返すイメージでお腹に力を入れると、お腹を前に突き出す動きに感じます。
僕の場合、水中でこれをやると腰から下が沈んでしまいます。

別の腹圧を入れるやり方としては、
蹴伸びの姿勢で壁の前に立ち、手の甲、背中、お尻、かかとを壁につけます。
この時、離れている腰を壁に押し付けるように、お腹の力を入れることが、自分の腹圧に対するイメージの持ち方です。

 

以上が、フラットスイムでのフラットな姿勢を身につけるための方法です。

次はこのフラットスイムを推奨している高橋雄介監督のクロールの泳ぎ方で、
「なるほど、これは使える」と個人に思った事を紹介します。

キックは水の上で打つ

これまでの水泳指導では「キックは水中で打つ」が基本でしたが、現在では、「水の上で打つ」に変わりました。

これをサーフェスキックといいます。

足を軽く水上に出すことで、足の甲を使って水を後ろに押すことができます。

それに、キックを水中深い所まで打つと、それは抵抗になり、スピードが落ちます。

ストレートプルが主流

昔は「s字ストローク」が主流でしたが、
現在は「ストレートプル」が基本です。

手のひらから肘にかけての腕で面を作り、そのままの腕の形で、後ろにまっすぐ押します。

確かに、「s字ストローク」だと手のひらで水を押すイメージが強くなりますが、「ストレートプル」であれば、腕全体で水を捉えるイメージが持ちやすいです。

肩を内旋させる

これは、水を捉える際のハイエルボーを身につけるのに、とてもわかりやすいやり方です。

水を捉える際、必ず肘を高い位置に保ちます。
そうすることで、手のひら、前腕で広い面を作り水を捉えることができます。

ただ、この肘を高い位置に保つことが、水泳初心者には難しいです。
どうしても、先に肘が下に動きやすいです。

これを改善するために、手を入水後、肩を内旋します。
すると肘が高い位置で固定されやすくなり、手のひらや手首が肘より下に来てからプルが出来るようになります。

肩の内旋とは、肩があごに触れるようにします。

この「肩をあごに触れさせる」方法は、毎回練習の時に意識してやるようにしています。

手と足のタイミングは同側

手と足のタイミングを合わせることは重要です。
これが合っていないと、十分な推進力を得ることができないし、
体のぶれに繋がりフラットな姿勢で泳ぐことが出来ません。

この手と足を合わせるタイミングを習得するためには、まずは2ビートスイムを行うと良いでしょう。
2ビートスイムとは1回掻くごとに1回蹴る泳ぎ方です。

この時のタイミングを同側の手と足で行います。

つまり「右手のプル」の時、もっとも水の重みを感じ押し出せている時に「右足のキック」をします。

わかりづらければ、右手のかき終わりに右足のキックをするイメージです。

まとめ

以上がフラットスイムの姿勢や泳ぎ方になります。

水泳初心者の方にとって大事な泳ぎ方の技術を出来るだけわかりやすく説明しました。
まだまだちゃんと伝えきれなかった部分があるかもしれませんが、
みなさんの泳ぎ方の改善、クロールの向上に繋がれば幸いです。

 

ちゃちゃ
人気記事ランキングも見てね