[書籍紹介]すべてのアスリートが参考にすべき本「競技力向上のトレーニング戦略」

今回も僕がトレーニングの参考にしている本を紹介します。

このブログの中で、何度か引用として用いている「競技力向上のトレーニング戦略、ピリオダイゼーションの理論と実際」という本です。

ピリオダイゼーションの父」と呼ばれる、テューダー・ポンパが著者です。

ピリオダイゼーションについてはこちらにも書いています。

ピリオダイゼーション理論でトレーニング計画を立てる

2017.09.17
持久系アスリートであれば、ほとんどの選手が何かしらトレーニング期間を分けて、レースまでのトレーニングプランを考えていると思います。

この本の中で特に参考になったこと

・疲労について

・5段階強度のエネルギーシステムトレーニング

・持久力改善の方法論

これらのことがトレーニングをやっていく上でとても参考になりました。

疲労について

疲労についてどのように書かれているか?

疲労を3つに分類すると

・神経ー筋疲労

・代謝疲労

・神経性疲労

神経ー筋疲労は中枢神経系の疲労によりパフォーマンスに影響を及ぼすというもの。

代謝疲労は簡単に言うと、筋肉内のエネルギーの激減や筋肉内のpHの変化といったもの。

神経性疲労は自律神経の乱れなど。

5段階強度のエネルギーシステムトレーニング

前回の記事にも少し書いたがエネルギーシステムを理解して、トレーニング方法を考えます。
前回の記事はこちら

[書籍紹介]トライアスリートが絶対読むべき本「デイブスコットのトライアスロン」

2018.08.26
たとえば、持久的競技のエネルギー供給は、最初の15秒〜20秒の間はATP-CPエネルギー供給系。次の2分ぐらいまでは乳酸系によってエネルギー供給されます。
さらに長時間にわたり運動が継続されれば、グリコーゲンの有酸素性の分解によってエネルギー供給されます。

これらを理解して

・耐乳酸
・最大酸素摂取
・無酸素性作業閾値
・リン酸系
・有酸素性作業閾値
この5つにトレーニングを分類して、トレーニング内容を考えていきます。
このあたりの生理学的な知識を身に付けたい場合もこの「競技力向上のトレーニング戦略」はおすすめです。

持久力改善の方法論について

持久力の改善方法についても具体的に書かれています。

例えば、

・トレーニング強度は最大速度の70%より低くなければならない

・心拍数は毎分140〜164拍

・心拍数を130拍まで上げないトレーニング刺激は有酸素性能力の向上には有効ではない

といったような内容も書かれています。

難しい生理学的、解剖学的な用語も多い本ですが、上記のようなわかりやすい内容もありますので参考になる本だと思います。